ローマ出身のイタリア人宝石彫刻師兼メダル製作家、彫刻家として19世紀前半で最も重要な一人（1780-1851）。1812年にローマの聖ルカ・アカデミーにハードストーンの彫刻師として選出され、1822年にはジュゼッペ・チェルバラとともにローマ聖庁造幣局の主任彫刻師に任命される。古典芸術からの要素を取り入れて独自のスタイルを創造し、ローマにおけるメダル製作アートの復活に貢献。古代カメオの複製もしばしば行い、カノーヴァやトルワルドセン、テネーラニなどの同時代の彫刻家の作品の模刻も行う。連作として、過去の偉人や同時代の君主たちの肖像カメオを製作した。