用語集

フイヤートル、ユジェーヌ【ジュエラー/メゾン】

Feuillâtre, Eugène

彫刻家にしてエナメル細工師のユジェーヌ・フイヤートル(1870-1916)は、1883年に徒弟修業を終えた後、ルネ・ラリックのアトリエでチーフ・エナメラーを務める。1898年に独立して自らのアトリエを立ち上げるが、ラリックのために仕事を続けた。1900年のパリと1902年のトリノの万国博覧会に参加し、1904年から1914年までフランス芸術家協会のサロンに毎年出展した。プリカジュール・エナメルを得意とし、女性像やチョウを表現したものあるいはフローラル・モティーフのチェーンやブレスレットを製作した。