イタリア人のジュエリー・クリエイター、エルサ・ペレッティ（1940生）は、ローマで学びインテリア装飾家の資格を得るが、ファッション･モデルに身を転じた。数年間をスペインで過ごした後、アメリカにわたってファッション・ハウス、ホルストンのトップ・モデルの一人となる。1969年に初めてシルバー・ジュエリーのデザイン画を描くが、スタイリストのジョルジオ・ディ・サンタンジェロがそれをファッション・ショーに使って大成功を収める。ホルストンとの仕事の中で知己を得た著名な顧客のライザ・ミネリが、彼女のキャリアを後押しした。1971年にコティ賞1等を受賞すると、3年後にはティファニー社のために仕事をするようになり最も著名で才能あるデザイナートのひとりに登りつめた。大成功を収めたダイヤモンドの "バイ・ザ・ヤード" チェーンを始め、 "ボーン" カフ・ブレスレットや" オープン・ハート" 、 "ビーンズ" 、"スター・フィッシュ"など、彼女は現代のクラシックを次々と送り出した。1966年にアメリカ・ファッション・デザイン委員会によるアクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いた他、数々の賞を受賞。彼女のジュエリーは、ボストン美術館およびヒューストン美術館によって永久展示品として買い上げられた。