レガレ、ジル【ジュエラー/メゾン】
Legaré, Gilles
1610年頃にフランスの金銀細工品デザイナーの家系に生まれたジル・レガレは、父親のジェデオンとともにブラック・アンド・ホワイトのエナメルと軽快な葉飾りのデザインを特徴とし、1663年にはルイ14世とヴェルサイユの宮廷ジュエラーとして記録されている。『金銀細工品の書』の出版でも知られ、1692年には『装飾品の新しい書』を出版して "花とリボン" スタイルで仕事をする装飾家たちに最も強い影響を与える一方、カウンター・エナメルを導入して、ブレスレットなどの環状の金属面へのエナメルを施す技術を確立した。