作品名 | カシミールサファイア ダイヤモンドリング |
制作年 | 1910年頃 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | プラチナ、ダイヤモンド、サファイア |
ミルグレインを施したプラチナのリングは、フープにダイヤモンドをセットしたショルダーで拡がり、センターに1石のクッションカット・サファイアをセットし両サイドに1石のブリリアントカット・ダイヤモンドを添えたベゼルと一体化している。
1880年代におけるカシミールでの鉱山の発見は、他の何よりも珍重される、並ぶべきものなきコーンフラワーブルーのサファイアをジュエリーにもたらした。ここでは、そのカラーが両サイドのダイヤモンドの輝きとコントラストをつくり、またベゼルとショルダーにパヴェセッティングされた小さめのダイヤモンドとの煌めきによって強調されている。
ミルグレインセッティングは、プラチナが白い小さなビーズ状に細工され、それらがダイヤモンドからの素晴らしいカラーを失わないことにより、このリングは昼夜どちらにも着用できた。指の上に横たわったその美しさは、着用する女性はもちろん彼女を見つめる人々にも楽しみ味わうことができた。