コリングウッド【ジュエラー/メゾン】
Collingwood Ltd.
1817年にジョセフ・キッチンによってロンドンに設立されたジュエリー・メゾン。キッチンは後のジョージ4世のジュエラー、トーマス・グレイの許から独立し、自前の店をまずドーヴァー・ストリートに開くが、1834年にコンデュイット・ストリート46番地へと移転。さらに1985年、ニュー・ボンド・ストリート171番地へと移った。1853年にキッチンの引退に伴ってヘンリー・コリングウッドとロバート・ネルソンが経営権を取得したことから現在の名前となり、彼らの後継者もそれを引き継いだ。設立後さほど時を経ずしてコリングウッドは王室の御用達を賜り、シャルロット皇太子妃からジョージ4世、ウィリム4世、ヴィクトリア女王、エドワード7世とアレクサンドラ王妃、ジョージ5世、エリザベス2世および皇太子まで顧客に連なる。このサービスと品質、守秘の伝統によって、数多くの有力貴族が同店を御用達にした。同店はまた、ロイヤル・ウェディングやジュビリー用の重要な贈り物を、葬儀の際にはメモリアル・ジュエリーの製作を承って今日に至っている