作品名 | カルティエ アヒルのクリップ |
制作年 | 1950年頃 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | カルティエ |
素材 | プラチナ、ゴールド、ブラックオパール |
ゴールドとプラチナのクリップはアヒルを象っており、ボディと頭にはブラックオパールがセットされ、尾と水かきのある足、くちばしはゴールドで、右方向に進みながら頭をやや振り向き加減にしている。
カルティエがセンスのいい女性のワードローブに合わせて、昼間に着用するものとして創り上げた数多くのブローチの中で、この作品のように鳥を表現したものは最も楽しいものである。素材は高価なものではないが、プロモーションは常に素晴らしく、出来栄えが卓越しており、また特徴づけがユーモアと魅力に溢れている。ここでは、おどけた頭の仕草が、このおかしくも愛すべき動物が親しみを込めた挨拶代代わりに鳴こうとしているところだということを示している。