作品名 | ガーネット カメオ ブローチ |
制作年 | 1850年-70年頃 |
制作国 | フランス |
制作者 | 未詳 |
素材 | ゴールド、ダイヤモンド、パール |
ジュノー(ヘラ)の右向きの横顔の胸像をガーネットに彫ったカメオをマウントしたブローチ。
ゴールド、シルバー製。首の底部に「LEBAS」のサインあり。パールを所々に配したダイヤモンドの縁取り。
ポール・ヴィクトール・レバは、1852年から76年までの間、パリのサロンに出品した。彼はナポレオン3世やユージェニー皇后を含むボナパルト一族の肖像を得意としていた。この作品において、女神ジュノーはティアラ、3つのドロップ付イヤリング、ネックレスといった宝飾品で壮麗に身を飾った姿で描かれている。透明で単色のガーネットに彫ったこのカメオは、マームが紫色の美しさを強調している。このジュノーの肖像には、神々の王ジュピターの妻に相応しい、女王の威厳を凝縮した姿で描かれている。