制作年 | 1760年頃 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | ルビー、エメラルド、アメジスト、ダイヤモンド、ゴールド |
サイズ | L368mm |
ゴールドとシルバーのネックレスは12個のグラデュエーションになった花で構成されており、各々の花のセンターにはダイヤモンドで取り巻いたルビーが配されるとともにそれを縁取る花びらは、対になったチューリップ型のルビーおよびエメラルドの茎の両再度のダイヤモンドフラワーと交互にあしらわれている。
このネックレスは、ジャルディネットと総称されるジュエリーの歴史的に重要な見本ともいえる作品である。18世紀の装飾芸術の特徴でもある色彩と花への情熱が、陶磁器やテキスタイルのためだけのものではなく、ジュエリーにおいても表現されたということを示している。
ガーランド(花や葉の輪飾り)のように首に着用されたこれらの花々は、着用する女性の装いに華やぎを加えたであろうし、彼女を見る全ての人々の目を楽しませたであろう。