作品名 | ジャルディネット ブローチ |
制作年 | 1928年頃 |
制作国 | フランス |
制作者 | 未詳 |
素材 | プラチナ、ダイヤモンド、エメラルド、ヒスイ、エナメル |
プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド、ヒスイ、エナメルで出来たブローチ。手すりのある階段と階段の上下に、花瓶に飾られた花が配されている。
色々な石や質感の違いによって表現された花瓶の花は、典型的なアール・デコ様式で、時代の要求に応えたものである。彫られたエメラルドやインドからのルビーもまた、アール・デコのエキゾチックな一面を表している。
通常こういった花瓶はそれだけで表現されるが、この作品では1920年代後期のテーマでもある建築を角ダイヤやブリリアントカットダイヤで表現した部分と合わせている。帽子によくつけられた同様のブローチに比べ大きなこの作品は肩口でスカーフを留めるために使われたと思われる。