作品名 | ソクラテス インタリオリング |
制作年 | インタリオ:紀元前2世紀後期、リング:近年 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | ゴールド、プラズマ |
ゴールドリングのフープはショルダーの部分で広がり、プラズマ(ダークグリーンのジャスパーの一種)のインタリオをセットしたうねった楕円のベゼルを支えている。インタリオはソクラテスの肖像で、頭は禿げ、しし鼻で顎髭を生やし、右向き横顔を見せている。
優れた知性と徳の高さにおいて名高い、このギリシャ人哲学者の教えは、古代から現代に至るまで知識人に影響を与えてきた。このインタリオは恐らく、プラトン主義者たちがシグネットとして用いたものであろう。彼らは、プラトンの師ソクラテスの思い出をたたえていた。(Richter 1971 No.416 and Henig 2002 229-30 fig.1のグロスタシャー付近で発見されたレッド・ジャスパーのインタリオを参照)