作品名 | ダイヤモンド ボウノット ブローチ |
制作年 | 1920-1925年頃 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | プラチナ、ダイヤモンド |
ミルグレインを施したプラチナとダイヤモンドによるボウノットブローチは、引き伸ばした六角形のパターンをあしらったリボンが4つのグループに結ばれ、センターのクラスターで留められて下に垂れ下がり、その先端は鋭い角度を成している。
このボウノットは、18世紀の宮廷ドレスと共に着用されたものだが、ここでは当時のシルバーに代わってそれよりはるかに軽いプラチナを使用して再現されている。シルバーのものはより重く、ドレスの生地に痕がついたりシミを残したりする傾向があった。
このようなポピュラーなモティーフはその後1920年代に登場するアール・デコスタイルに翻案され、幾何学的なパターンの数学的な厳格さによって、さらにホワイトダイヤモンドの明るい輝きとダークなラインとのコントラストによって先取りされている。