作品名 | ネオ・ルネッサンスのペンダント |
制作年 | 1885年頃 |
制作国 | フランス |
制作者 | ファリーズ |
素材 | エナメル、パール、ダイヤモンド、ゴールド |
グレーとホワイトのエナメルを施したゴールドのペンダントは、パープルのサファイアを2頭のドラゴンが守っている。ドラゴンは口を大きく開け、翼を広げている。上部にはグロテスクなマスクが置かれ、小さなダイヤモンドでハイライトが付けられ、下には滴型のパールが提げられている。フランス、リュシアン・ファリーズ(1839-97)製作。
ルネッサンスのゴールドにエナメルを施した造形的なペンダントからインスピレーションを受けて、この実例は、2頭のドラゴンの間のセンター・ストーンを枠取っているが、ドラゴンはハンス・コラートによるデザインに基づいている。それの複数のバージョンが、リュシアン・ファリーズによって、1878年の万国博覧会と1880年のアール・デュ・メタル(金属工芸)展で展示された。それはK.パーセル著『ファリーズ:ジュエラーの一王朝』1999年刊、p324、no.328に掲載されている。