制作年 | 1930年頃 |
制作者 | 未詳 |
制作国 | 未詳 |
素材 | ダイヤモンド、ゴールド、シルバー |
サイズ | L465mm |
ゴールドとシルバー、ダイヤモンドによるネックレスは、ダイヤモンド・クラスターのフラワーヘッドと、2個のコレット・セット・ダイヤモンドで分割したペアの葉を交互に配して構成されている。
ロマン主義時代のネックラインを大きく下げたドレスには、ネックレスが特別によく似合った。入手可能な貴石は幅広く揃っていたが、ダイヤモンドが頂点に君臨した。ここにあるように、小さなダイヤモンドは装飾的なモティーフにセットされることが多かったが、それらの中でも花と葉のモティーフが好んで用いられた。この自然主義的なデザインが特別に見事な点は、葉の付いた小枝さながらの、生きた植物の上で成長しているかのように花びらが形作られていることである。
光のきらめきで首を美しく飾るこのエレガントなネックレスは、あらゆる色のガウンにマッチするという有利さも備えていた。最初に製作された時からそのままの状態で受け継がれてきたのは、その時代を超えた魅力と多用途性の故である。