作品名 | ルビー、ダイヤモンド ペンダントイヤリング |
制作年 | 1920年 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | プラチナ、ダイヤモンド、ルビー |
ルビーとダイヤモンドをセットしたペンダントイヤリングは、バックル&ストラップモティーフに連結したブリリアントカットとバゲットカットダイヤモンドを交互に連ねたチェーンとしてデザインされており、先端にコレットセットのマーキースダイヤモンドとクッションシェイプのルビーが配され、その両脇に1石のブリオレットダイヤモンドがタッセルから提げられている。
第一次世界大戦(1914-18)後のファッションにおける革命の一部として、女性たちは髪をショートカットにし、さらに女性らしさを強調するためにロングイヤリングを着用した。『ヴォーグ』誌(1921年)には「リッツでランチしている、あるいはアンバサドールでダンスをしている女性の3人に1人が、長さ1インチから2インチのイヤリングを着用しています」とある。大半のものがこのようなヴァリエーションで、様々なカットのダイヤモンドをセットした長い細身のプラチナチェーンから成り、先端にシングルまたはダブル、あるいはカラーストーンと両脇のブリオレットカットダイヤモンドによるトリプルペンダントが提げられている。装飾的な力点はベースの部分に置かれており、そこではルビーの豪華な赤色が煌めくブリオレットダイヤモンドの間にスウィングして、エレガントな着用者の頭の動きを強調した。