作品名 | ローマン ニコロ インタリオ シルバーリング |
制作年 | 3世紀 |
制作国 | ローマ |
制作者 | 未詳 |
素材 | ニコロアゲート、シルバー |
サイズ | L20mm, W38mm, L23mm |
古代ローマのニコロ・インタリオとシルバーのリング。フープが突き出したショルダーへと広がり、それとつづくオーヴァルのベゼルがニコロのインタリオを固定している。それには杖に寄りかかって、樹の下に立ち、飼い犬に見守られている農夫が表されている。
古代ローマの宝石彫刻は人間の生活のあらゆる局面を表現しているが、お気に入りのテーマのひとつがここにあるように農場の静謐な世界である。この羊飼いと連れ添う犬はお互いの相手を無言のうちに和ませ、樹から伸びる枝が日除けになっている様子が表されており、田舎で生きることの喜びを想起させてくれる。