作品名 | ヴァン・クリーフ&アーペル バレリーナ ブローチ |
制作年 | 1950年頃 |
制作国 | アメリカ |
制作者 | ヴァン・クリーフ&アーペル |
素材 | プラチナ、ダイヤモンド、サファイア |
ヴァン・クリーフ&アーペルによる宝石をセットした「バレリーナ」クリップブローチは、彼女の頭とヘッドドレス、巻き上がるスカートにグラデュエーションしたブリリアントカットダイヤモンドがセットされ、ボディスには1石の大きなミックスカットサファイアがセットされて、ホワイトゴールドにマウントされている。クリップに『VAN CLEEF AND ARPELS N.Y.』のサインと18113のナンバーが刻印されている。
バレエを熱愛したルイ・アーペルは、パリのヴァン・クリーフ&アーペル社の創立者の息子で、1939年にこのテーマをニューヨーク支店において導入した。アール・デコデザインの厳格さに対する反動としてのバレリーナブローチは、フェミニンであるとともに大いに動きに満ちており、たちまちのうちに成功を見た。バレリーナたちは1940年代を通じて様々な宝石のコンビネーションと色々なポーズで製作されたが、最も偉大なアメリカ製ジュエリーのひとつとみなし得るものである。