作品名 | ヴィーナスの誕生 ペンダント |
制作年 | 1880年頃 |
制作国 | フランス |
制作者 | 未詳 |
素材 | ゴールド、サファイア、ルビー、エメラルド、アゲート |
19世紀後期のフランス製のゴールドに宝石をセットしたペンダントは、オープンワークの後背板にダイヤモンドでハイライトがつけられたエメラルドとルビー、サファイアがセットされて、アゲートによるヴィーナスのカメオの全身像を囲んでいる。彼女は貝殻の上に乗り、ドレープした着衣を帆として使っている。卵型のパールのドロップが付く。
歴史的な作品のリバイバルジュエリーの流行と、美しい女性のヌードを結び付けたこのペンダントは、ヴィーナスの誕生を表現している。神話によれば、彼女は貝の中で生まれ、キプロス島の岸に風と波によって運ばれた。古典およびルネサンスのお好みのテーマがここでは、1590年頃のダニエル・ミニョのデザインを模した後背板に取り付けられている。