作品名 | 噴水のブローチ |
制作年 | 1940年頃 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | プラチナ、ダイヤモンド、サファイア |
20世紀半ばのフランス製の宝石をセットした噴水のブローチは、イエローゴールドのカスケード(滝)がブリリアントカットダイヤモンドでハイライトを付けられ、円盤を満たすカボションサファイアの青い水底の中へと落ち込んでいる。
1925年にパリで開催されたアール・デコラティフ(装飾美術)博覧会のシンボルとして選ばれた噴水は、当時全盛となった偉大な芸術上のスタイルを凝縮したものである。性格においては建築的でありかつまた命と光、愛の象徴である噴水は、その後の20年間にわたって好まれたデザインで、またここにあるようにゴールドで仕上げられているものは1937年頃にこのメタルの人気が復活したからである。ダイヤモンドとサファイアをセットしたこのブローチは、デイタイムでもイヴニングの装いでも一緒に着用することができ、カラーと煌めきを添えた。