作品名 | 葉飾りのゴールドブレスレット |
制作年 | 1900年頃 |
制作国 | フランス |
制作者 | アンリ・ヴェヴェール |
素材 | ゴールド |
ゴールドブレスレットのリンクは一連の対になった葉脈を見せるスミレの葉で構成され、それらと交互によじれて曲がりくねった茎についたスミレの花のクラスターが配されている。アンリ・ヴェヴェールのものとされているD.L.のメーカー商標付。
よく知られているように、小売宝石店が独立したメーカーに追加の下請け発注を出すことは慣例であったが、この場合もそうしたケースによるもののようである。精緻に施されたチェイシングとアール・ヌーヴォーの自然主義的なスタイルによるマットゴールドの葉を伴うこのブレスレットは、アンリ・ヴェヴェールによって1900年のパリ万国博覧会で展示れたもので、A.デュカン著『パリ・サロン1895-1914』II、254ページに掲載されている。ヴェヴェールのジュエリーの高い水準は、グランプリ受賞によって認められた。