用語集

マイクロクリスタリン・クォーツ【宝石素材】

mycrocrystalline quarts

マイクロクリスタリンとは微晶質、すなわち肉眼では見えないほど微小なクォーツ(石英)の結晶の集合体で、クリプトクリスタリン(潜晶質)とも言う。大きな単結晶に成長したものは、ロック・クリスタルやアメシストなどになるが、微晶質のものは総称してカルセドニーと呼ばれ、アゲート、コーネリアン、サード、サードニクス、オニキス、モス・アゲート、クリソプレーズ、ジャスパーなどが含まれる。複雑な点はカルセドニーとアゲートの一部が色別に別名を持つことで、さらにそれ以外のものはそれぞれグリーン・アゲートといったように色名を冠して呼ばれることである。一般的には色が比較的均一で、半透明ないし亜透明のものをカルセドニー、層状あるいは累帯状で、半透明ないし不透明のものをアゲートと呼ぶことが多い。しかし縞目のあるアゲートと縞目のないカルセドニーの間にははっきりとした区別はなく、市場の呼称法から混乱をきたすことも多い。