1722年にジョージ・ウィックズによって創立されたロンドンの主要なジュエラーにしてゴールドおよびシルバーウェアのメーカー。1735年、時のプリンス・オブ・ウェールズから最初のロイヤル・アポイントメントを賜る。社名の由来となったロバート・ガラード（1875-1818）は、1792年に創業者の息子のジョンとの共同経営に加わり、1802年には経営権を取得した。彼の3人の息子、ロバート2世とジェイムズ、セバスチャンがメゾンを引き継ぎ、後に社名をR.＆S.ガラードとした。1830年、クラウン・ジュエラーのランデル、ブリッジ・アンド・ランデルを継承し、1843年には正式にロイヤル・アポイントメントを獲得。以来レガリア（王権の標象のジュエリー）とクラウン・ジュエルズの維持管理と戴冠式準備の任に当たる。1946年まで一族経営が続いたが、1952年に他社と合併し、現在地のリージェント・ストリート112番地に移転した。現在もクラウン・ジュエラーのタイトルを保持しているが、アスプレイ社に吸収されてその一部門となっている。