用語集

セッテパッスィ【ジュエラー/メゾン】

Settepassi

イタリアのゴールドスミス&ジュエラーの一族。その名前は16世紀以来フィレンツェのゴールドスミスの巨匠として知れ渡っていた。1858年頃、カルロ・セッテパッスィ(1792-1871)がポンテ・ヴェッキオの上にブティックをオープンすると、続く世代がさらに名声を高めてイタリア王室御用達の栄えを賜った他、ギリシャとルーマニアの王室の御用達ともなった。ベル・エポックの最盛期、メゾンはマルゲリーテ王妃の御用達にも指名され、フォード一族のためにも並外れたパールのペンダントを製作した。1961年、グイド・セッテパッスィは友人でミラノのジュエラーのラファエッレ・ファラオーネが急逝すると、その子供たちがまだ幼かったためメゾンを買い取ってその名前を維持した。息子のチェザーレは1985年にブティックをヴィア・トマブオニに移転し、1989年にティファニー社とファラオーネをイタリアにおける同社のディストリビューターとする契約を結んだ