チェザーティ、アレッサンドロ【宝石彫刻師】
Cesati, Alessandro
キプロス生まれでイル・グレケット(小ギリシャ人)の異名とギリシャ文字のサインで知られるイタリア人宝石彫刻師、コインおよびメダル製作家。早くも1538年にはアレッサンドロ・ファルネーゼ枢機卿のために仕事をしていたことが知られ、ルネサンス期で最も優れた宝石彫刻師の一人とみなされている。ミケランジェロは、彼の手になる教皇ピウス3世のメダルは傑作であると賞賛した。1540年から1561年頃までローマにおいてコインの原型彫刻師を務めたが、1564年にはキプロスに帰還した。