16世紀のフランスのゴールドスミス、ルネ・ボワヴァン（1525-1580）は、20点を掲載した選集『宝石付ジュエリーと貴金属ジュエリーのデザイン』および『貴金属ジュエリーの書』の出版で知られる。彼の華々しいスタイルは、フォンテーヌブロー派に多くを負っている。そのリングおよびペンダント、ブレスレットは、セットした宝石を神話や聖書に由来する図像で囲み、重厚なキュイール（巻き革）装飾の縁がこれを取り巻いたデザインである。