1975年にジュエリー・デザイナーのミシェル・エルムランとフランソワ・エライユによってパリに創立されたメゾン。エルムランは後にヴェルネイのトップとなり、1981年に共同経営は解消した。1989年、ナタリー・オック・ショエイがメゾンを買収するが、その1980年代に大流行した腕時計によってメゾンはすでに有名な存在となっていた。彼女は1972年からカルティエにおいてハイ・ジュエリーの世界に精通し、最終的に副社長になるまでプロモーションを始めとする様々な職務を経験した。数年にして彼女は、ポワレ・スタイルとは「パリュールの対極にあるジュエリー」というコンセプトにたどり着く。クラシックへの情熱を秘めたバランスのとれたスタイルは、シンプルなラインと官能性を表すラウンドなフォルムに色彩のアクセントを加えて実現された。ビジネス・ウーマンのトレンドに導かれてメゾンは急速に業容を拡大し、国内のみならず海外にも販売拠点が展開されパリと日本にもブティックがオープンした。