ベルリン出身のドイツ人彫刻師兼メダル製作家、宝石彫刻師(1800-1874)。ゴールドスミスとして修行を開始、次いで彫刻を学んだ後1820年から1825年までメダル製作局の仕事を行った。翌年ロンドンに赴きピストルッチの下で働く。1年後にパリへ、さらにローマへと移住し特に宝石彫刻に専念するようになる。ジロメッティの教えに大いに恩恵を受け、またトルワルドセンの影響を受けた。1829年にミュンへンに赴き、ルドヴィッヒ1世によって王立造幣局の主任彫刻師および筆頭メダル製作家に任命される。1859年にはローマに居を構えたが、帰国途上の1874年、トリエステで没した。